Twitter(現X)からの逃避先候補「Bluesky」と「Google Apps Script」

本格的にデュアルSIM運用してみてわかったこと

 前回、Xperia 1 Vのサブ回線用にpovo2.0を契約した事を記事にしましたが、お盆の帰省時に予定通りテザリング用回線として運用してみたので、気づいたことを記事にしてみます。

ちなみに 今回はpovo2.0 契約時にもらえた「データ使い放題ボーナス(7日間)」を活用しているので、帰省中は全くギガを気にすることなくガッツリ試すことができました。

純粋なテザリング利用では十分満足

実家でメイン回線とサブ回線で回線速度を比べてみたところ、こんな感じ。

メイン回線(ahamo:4Gエリア)

サブ回線(povo2.0:転用5Gエリア)

最近ドコモ回線の回線速度劣化が話題になっていますが、実家で比較するとahamoのほうが約1.5倍程度速度が出ている状態。

とはいえ、サブ回線の方でも40Mbps近く出ていますので、chromebook(HP Chromebook x2 11)でYouTubeを快適(画質は回線速度に引きづられるのでそれなりだとは思いますが)に長時間視聴することができました。

実家はテザリングの主な利用場所となるので、今後もテザリング用回線としてpovo2.0回線が十分に活躍してくれそうです。

ahamo(メイン回線)✕povo2.0(サブ回線)の弊害

帰省中はずっとpovo2.0回線でデータ通信を利用してきたのですが、致命的ではないもののいくつか使用上の弊害な点も見えてきました。

弊害1:dアカウント設定アプリで認証エラー

ahamo公式サイトを始めとしたドコモ関連サイトにログインするためにdアカウントを利用しており、dアカウント設定アプリでパスワードレス認証(いつもパスレス設定)を利用しています。

ですが、 povo2.0回線でデータ通信中はdアカウント設定アプリで認証エラーが発生してパスワードレス認証が使用不可となります。

ネットで調べてみると

12月頃の「dアカウント設定アプリ」アップデートによって、突如dアカウントが認証できなくなってしまった。

povo 2.0のSIMをセットした状態では、一旦認証済みのアカウントを解除するなどをおこなっても「D5900」といったエラーで認証できない。

試しに電話番号の情報が書き込まれたSIMカードで試してみたところ、あっさりと認証できた。

ということで原因は「povo 2.0のSIMカード」に「電話番号情報が書き込まれていない」ということだと断定し、サポートに連絡してみた。

【povo 2.0でdアカウント認証が失敗する問題が「SIMへの番号書き込み」で解決。 | モバイルナインジェーピーネット!】より

と情報があったので、実際にpovoサポートへ書き込み依頼してみたけど、事象は改善せず。

電話番号書き込み前

電話番号書き込み後


その後も色々調べてみましたが、【dアカウントのパスワードレス認証を利用する時は、データ通信をahamo回線に切り替える】しかないという結論に至りました。

よくよく考えてみれば、dアカウントのパスワードレス認証は「dアカウントに紐づいた電話番号(私の場合はahamo回線の電話番号)」を利用して行われているので、当然の結論かなと。

SIMに電話番号を付与した今であれば、povo2.0回線の電話番号に紐づいた別dアカウントを取得した上でdアカウント設定アプリを設定すれば認証エラー自体は起こらなくなりますが…別dアカウントで認証ができたとしても意味はないですねw

弊害2:chromebookのインスタントテザリングが利用不可

chromebook側でAndroidスマホのテザリングをON/OFFできる「インスタントテザリング」、デュアルSIM運用前はよく利用していました。

ところが今回、「音声:ahamo回線/データ通信:povo2.0回線」としたところ、利用できませんでした。

色々設定等を見直し、chromebook(HP Chromebook x2 11)側のスマートフォンハブに表示されるアンテナピクトをよくよく見ると…


ahamo(NTT DOCOMO)回線の方を認識しているようでした。

ちなみにこのあと、Xperia 1 Vの使用回線を音声・データ通信ともにpovo2.0回線にしたところ利用できることは確認できたので、詳細はわかりませんがインスタントテザリングを使うには【音声・データ通信ともに同じ回線を指定する必要がある】のが仕様のような気がしています。

確かにchromebook側でテザリングON/OFF制御できるのは便利ではありますが、

  • Xperia 1 Vのクイック設定でテザリングON/OFF出来るようにすれば、あまり手間は変わらない(よほどのことがない限り、外出中もXperia 1 Vをすぐに取り出して操作できるようにしているため)
  • 音声は緊急事態にならない限り、かけ放題オプションをつけているahamo回線から切り替える予定なし(仕事で結構な頻度で自分発信の長時間通話をおこなうため)

ので、インスタントテザリングは使わなくてもあまり支障ないなとは思っています。

帰省中に使ってみた評価

多少の弊害はあるものの、メリットが大きい

使っていく上で多少の弊害はあるものの、【テザリングを利用したい日だけ、ギガを気にせずに思いっきりテザリングを利用できる】というメリットのほうが大きいと感じています。

ちなみに8月の通信量は、帰省前の約3.8GB(NTT DOCOMO(ahamo)回線)に対して、4泊5日の帰省中は約38GB(KDDI(povo2.0)回線)、思いっきりテザリングで利用させていただきましたw

出来ることなら…

今回は契約時にもらえた「データ使い放題ボーナス(7日間)」を活用したので長期帰省中でも連続使用できていましたが、通常の「24時間使い放題:税込330円/回」トッピングで同じ事をした場合は期限切れの毎にトッピングを追加する必要があり、結構面倒に感じるかも…。

なので出来ることなら、期間限定となっている「データ使い放題(3日間/7日間)」トッピングを常時提供してほしいなぁ…と切に願っていますw

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