「Trend Micro Anti-Malware Solution Platform」の暴走について

新NAS導入とLAN環境見直し、その後

先日投稿した「NASの購入とLAN環境の見直し」から平常運用開始しして数日ほど経過しました。
平常運用に落ち着いたところで、新NASの現在の運用状況と使用感を記事にしてみようと思います。

NAS(TS-431K)の運用状況

ディスク構成とRAID

HDD自体はフルの4本搭載させていますが、予算の都合上「新規HDD(3TB)×2本」と「流用HDD(2TB)×2本」というアンバランスな構成です。
このディスク構成でRAID5を組んでいるのですが、HDD容量の低い方(2TB)に引きずられる形でRAIDが組まれているので、NAS全体の容量は約6TBとなっています。

ちなみに…
NASの初期構築の段階なら、あまり気にせずHDD容量がまちまちの構成でRAIDを組むことができますが、一度RAIDを組んでしまうと、搭載済みHDDの最小容量(私の例でいうと2TB)を下回るHDDは後から追加はできなくなるので、その点は注意です。
…ってこんなアンバランスな構成を組む人は少ないでしょうが…w

流用HDDの2本はあくまでも暫定で、今後順次3TBのHDDを追加購入して入れ替えていく予定なので、将来的にはすべて3TBのHDDに統一され、統一後の全体容量は約9TBまで拡張される予定です。

このあたりはNASがホットスワップに対応しているおかげで、あとからの容量拡張も楽ですね。

ボリューム割当

当初はRAIDグループ全体を暗号化単一ボリュームに割当てたのですが、「QuLog Center(ログ管理アプリ)が非暗号化ボリュームにしかログを記録できない」という問題にぶつかりました。

ということで試行錯誤して今は以下の割当てで落ち着きました。

ボリューム 容量 暗号化 Snapshot 用途
DataVol1
約256GB NASのシステム・アプリ関連領域
DataVol2
約3TB 保護対象のデータ領域
DataVol3
約1TB 保護対象外のデータ領域
(Snapshot) 容量全体の約10% Snapshotの予約領域
(未割当) 容量全体の約10% 未割当領域

LAN上のPCからアクセスする(見せる)共有フォルダは「DataVol2」と「DataVol3」に必要に応じて作成していきます。
「消えたらダメージがでかいデータ=保護対象のデータ領域に格納」「消えても割り切れるデータ=保護対象外のデータ領域に格納」の領域を分けて管理することで、効率的にデータを保護していけると考え、このような割当てにしてみました。

Snapshotとバックアップ

Snapshotとバックアップは「DataVol2」(消えたらダメージがでかいデータ)のみを対象。

また、バックアップは旧NAS(ReadyNAS Ultra4 Plus)をバックアップ先として活用し、種類としては以下の2種類を実施しています。

バックアップ種類 周期 バックアップ方法
通常バックアップ 週1回 「DataVol2」から旧NASへ全データを一方向同期
アーカイブ化 不定期 「DataVol2」のデータのうち長期未使用のデータを旧NASへ移動

長期未使用のデータをアーカイブ化で別管理とすることで、ある程度使用頻度が高いファイルだけに限定した上で、Snapshot・バックアップ・暗号化によるデータ保護を効率的に行う運用にしています。

ちなみにバックアップ先の旧NASは「2TBのHDD×3本」(もともと4本搭載していたが1本は新NASに流用)でRAID5相当でRAIDを組んでいて、バックアップのタイミングだけ自動または手動で起動するようにしています。

NAS(TS-431K)の使用感

とりあえずNAS(TS-431K)を短期間ですが運用してみて、旧NAS(ReadyNAS Ultra4 Plus)と比較した、ざっくりとした使用感です。

  1. 1つのRAIDグループで複数ボリュームを割当て可能となったため、用途に応じたデータ管理・容量管理がしやすくなった印象
  2. 提供されている機能やアプリが豊富で、UIもとても使いやすい
  3. ファームウェアのアップデート頻度が高い(私の例はタイミングの問題だと思うが、利用開始してからメジャーアップデートも含め2回アップデートあった)のも好印象
  4. 旧NASと比較して起動とシャットダウンにかなり時間がかかっているのが、現時点で唯一の不満ポイント
  5. 提供されている機能・アプリを見ると色々試したくなるが、そうなるとハードウェアスペックがやっぱり気になる

不満点や気になる点は多少あるものの、旧NASと比較しておおむね満足しています。

【補足】個々のポイントについて

アップデート頻度

「バグが多いから更新が多くなる」事例もあるとは思います。
ただ、私の場合はまだ不具合には遭遇していないということもあり、現時点では「改善頻度が高い」と好意的に受け止めています。
このあたりは長期的に使っていく中で印象が変わっていくかもしれません。

起動とシャットダウンにかなり時間がかかる

これは、バックグラウンドで動いている機能・アプリが旧NASよりかなり多くなっていると思われるため、仕方のない部分とは思っています。
ただ、旧NASでできていた以下のような運用が実用的ではなくなったので、やはり残念かな。

  • STEP1:出社中(平日日中帯)はシャットダウンするようにスケジューリング
  • STEP2:帰宅後、PC起動と連動してNASをWOLで遠隔起動(PCのタスクスケジューラーとWOLソフトで実現)
  • STEP3:NAS起動後、PCのネットワークドライブが復旧(これにかなり時間がかかるようになって実用的ではなくなった)

今は在宅勤務の中心になったことで日中帯にNASをシャットダウンする機会も減ったのでクリティカルな問題にはなっていませんが、在宅勤務の割合が減ってきたときにどうするか…。
デフォルトで有効になっている「ディスクスタンバイモード(一定時間HDDへアクセスがない場合、HDDが停止するモード = スリープモード)」で代替えするしかないかな。



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