先日のブログ記事で紹介した通り、作業環境を快適にするために、モニターをFHDからWQHDのデュアル構成へとアップグレードしました。しかし、その直後から原因不明の「Windowsが完全にフリーズする」という深刻なトラブルに見舞われることになりました。
マウスもキーボードも受け付けず、電源を強制終了するしかない状態。そこから解決に至るまでの、試行錯誤の記録を残しておこうと思います。
解決のために実施した対策
今回の環境は、ミニPC(GTi13 Ultra)に専用の拡張ドック「EX Pro Docking Station」を介してGPUを接続するという構成です。原因の切り分けのため、まずは以下の対策を順次実施しました。
- 負荷と電力の安定化: ブラウザの負荷軽減設定や電源プランの変更、コンセントの直結化。
- 熱暴走と電源管理の確認: PC内部の清掃と、PCIeの省電力設定(リンク状態の電源管理)のオフ。
- 接続構成の整理: iGPU配線の撤去、リフレッシュレートの調整、GPUドライバのロールバック。
- インターフェースの変更: ケーブルをHDMIからDisplayPortへ切り替え。
これらの対策によって画面ノイズなどは解消され、発生頻度も下がりましたが、低頻度で発生する「完全フリーズ」という根本的な問題だけは依然として残ったままでした。
辿り着いた「BIOS」という核心
八方塞がりの状況のなか、解決の糸口となったのはコミュニティやユーザーフォーラムに散らばっていた断片的な情報でした。それらの膨大な情報をGeminiに整理・分析してもらった結果、一つの可能性が浮上しました。
GTi13 UltraとEX Pro Docking Stationの組み合わせにおいて、PCIeの速度設定が「Auto」だと通信が不安定になる懸念があること。そしてさらに情報を深く掘り下げた結果、メーカーから「CSME(Intel Management Engine)問題の解決(Solve CSME issue)」を含むBIOSがリリースされていたことが判明したのです。
現在の対策と状況
最新のBIOSを適用し、改めてPCI Express Speedを「Gen4」に設定。現在はこの状態で経過観察を続けています。
驚いたのは、アップデート後の操作感です。PCの起動自体が明らかに早くなったほか、ウィンドウを動かした際の描画の滑らかさも以前より向上しています。
思えば、FHDモニターのときはこうした問題は顕在化していませんでした。しかし、今回のBIOSアップデートで劇的にレスポンスが改善したことを考えると、以前からシステムとしては「綱渡り」の不安定な状態にあり、高解像度化による負荷の増大によって、一気にその限界が露呈してしまったのではないかと推測しています。
終わりに
高解像度への移行という、本来なら喜ばしい変化が招いた今回のトラブル。最新BIOSとGen4設定の組み合わせで、ようやくハードウェア本来のパフォーマンスを発揮できるようになったと感じています。
同じように、ミニPCと拡張ドックの組み合わせで原因不明のフリーズに悩んでいる方の、一つの参考になれば幸いです。

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