さよならEvernote。Notionへ移行した理由と記録

2010年から私の「情報の置き場所」として定着していたEvernote。ですが、先日ついにその運用に区切りを付け、Notionへと移行することに決めました。

今回は、長年使い続けてきたEvernoteを離れることにした理由と、新しい「情報の箱」としてNotionをどう構築したのか、その記録を残しておこうと思います。


Evernoteを離れる理由

Evernoteを使い始めたのは2010年のこと。当時はあらゆるメモやウェブクリップを放り込む、まさに自分の「第二の脳」のような存在でした。

しかし、ここ数年で状況は大きく変わりました。
一番の理由は、やはり料金の大幅な高騰です。利用開始当初に比べると、年間利用料は3倍(9,300円/年)にまで膨らんでいました。

さらに決定打となったのは、最新のプラン体系の変更です。今のスペックを維持しようとすると、次回更新時にはさらに上位のプランへの加入が必須となることが分かりました。「これ以上の出費は、さすがにバカバカしいかな」というのが、正直な心境です。

料金が上がる一方で、機能は肥大化し、それとは裏腹に基本的なスペックや安定性はかえって改悪されているように感じます。動作の重さなど、使い勝手の悪化が進むなかで、費用対効果は完全に崩壊してしまいました。そんなサービスへの不信感が積み重なり、14年間の歴史に終止符を打つことにしました。

移行先にNotionを選んだ理由

Evernoteに代わるツールをネットや動画で色々と探した結果、最終的に辿り着いたのがNotionでした。
ただ、最初の印象は「自由度が高すぎて、使いこなすのが大変そう」というもの。カスタマイズ性の高さが、逆にとっつきにくさを感じさせていたのです。

それでもNotionを選んだのには、3つの理由があります。

  • 本質の再定義: Notionを「高機能なツール」ではなく「シンプルなデータベース」だと捉えることにしました。「データの収集と整理」という本来の目的に絞れば、それほど難しくないと気づいたのです。
  • 無料プランの充実: 無料版でもデバイス間の同期制限がない点が、自分の用途には最適でした。
  • 移行のしやすさ: 標準のインポート機能が備わっており、Evernoteの資産をスムーズに引き継げる安心感がありました。

構築のステップ

Notionへの移行にあたっては、凝ったことはせず、とにかく「明日から使える状態」にすることを最優先にしました。

具体的な移行手順や設定方法については、すでに多くの専門サイトや動画で詳しく解説されています。Notion初心者レベルの私では、説明しきれない部分も多いため、ここでは私が実際に行った大まかな流れを記すに留めます。

  1. 一元管理用のデータベースを作成
  2. タグの再整理
  3. メインダッシュボードの作成

必要な情報をペタペタと貼り付け、直感的にアクセスできる場所を整える。まずはそれだけで十分だと考えました。

現在の状況とまとめ

YouTubeやSNSを見ると、Notionを魔法のツールのように使いこなし、美しく高度なページを作り込んでいる人がたくさんいます。

そういった活用例に圧倒されて「自分には無理かも」と思ってしまうこともありましたが、今はこう考えています。
「初心者レベルの自分が、今の知識で作れる範囲としては、これがベストな形だ」と。

結果として、今の私の「データの収集と整理」という用途において、Notionは十分にEvernoteの代わりを果たしてくれています。

最初から完璧を目指して凝りすぎるよりも、今の自分にできる範囲で構築したことで、結果としてストレスのない運用に繋がっています。今のこの形に、とても満足しています。

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